家を長持ちさせるためには、外壁塗装は欠かせません。しかし、塗料の種類は多様で、それぞれ特徴や価格帯が異なります。間違った塗料を選んでしまうと、仕上がりが悪くなったり、すぐに塗り替えが必要になったりする可能性もあります。
そこで今回は、外壁塗装で使用される代表的な8種類の塗料の特徴、耐用年数、選び方のポイントなどを解説します。
塗装の種類と特徴
- アクリル 発色が良く、安価 5~7年 約1,500円
- ウレタン 防水性・耐水性に優れている 8~10年 約2,000円
- シリコン 価格と機能のバランスが良い 12~15年 約2,300~3,000円
- ラジカル 太陽光や雨風による劣化に強い 13~15年 約2,500~3,000円
- フッ素 耐久性・耐候性・撥水性に優れている 15~20年 約3,500~4,000円
- アポリテック 環境に優しい高機能塗料 20~30年 約3,000~4,000円
- エナメル 水性と油性の2種類がある 7~10年 約2,000~3,000円
- 光触媒 汚れを分解して洗い流す 10~15年 約5,000~5,500円
失敗しない塗料の選び方
塗料を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。
1. 予算
まず、外壁塗装にかけることができる予算を決めます。塗料の種類によって価格帯が大きく異なるため、予算内で選べる塗料を絞り込みましょう。
2. 塗装範囲
外壁全体を塗装するのか、部分的に塗装するのかによって、必要な塗料の量が異なります。塗装範囲を明確にしておきましょう。
3. 機能性
塗料には、防水性、耐候性、防汚性など様々な機能があります。どのような機能を重視するのか、あらかじめ決めておきましょう。
4. カラー
外壁や屋根の色は、住宅の印象を大きく左右します。色見本や完成シミュレーションなどを参考に、好みの色を選びましょう。
5. 修繕箇所
塗装前に外壁や屋根の修繕が必要かどうかを確認しましょう。修繕が必要な場合は、修繕に適した塗料を選ぶ必要があります。
6. メンテナンス周期
塗料の種類によって、メンテナンス周期が異なります。こまめに塗り替えが必要な塗料と、そうでない塗料があります。
7. 目的
外壁塗装を行う目的によって、適した塗料が変わってきます。例えば、美しさにこだわりたい場合は光沢のある塗料、暑さや寒さを軽減したい場合は断熱性能のある塗料などがおすすめです。
8. 色の見え方
塗料の色見本と実際の色は異なる場合があります。実際の住居は色見本よりも面積が広いため、色の印象が強く出ます。そのため、希望のイメージよりも1トーンほど落とした色を選ぶと良いでしょう。
まとめ
塗料の種類は多様ですが、それぞれの 特徴、耐用年数、価格などを理解することで、自分に合った塗料を選ぶことができます。
外壁塗装を検討している方は、今回紹介したポイントを参考に、慎重に塗料を選びましょう。
その他
外壁塗装を行う前に、必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
上記の情報はあくまでも目安であり、実際の価格は施工業者や時期によって異なる場合があります。